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BIMを知る、BIMを使う

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人気の記事

デジタルツインで何ができる?メリットと活用事例

デジタルツインとは一体何か?デジタルツインとは、工場やビル、商業施設といった現実にある場所をデジタル空間としてまったく同じに再現する技術のことです。再現といっても、例えば縮尺した模型のように単に似たような空間を作るわけではありません。AIやIoT、ARなどの技術を利用し、そのままの情報をリアルタイムで送信しながら仮想上の環境として再現するというものです。現実にある空間を細部に至るまでデジタルで再現することから、デジタルツイン(デジタルの双子)という呼び名が使われています。(image)  (出典 鹿島建設 https://www.sbbit.jp/article/cont1/58767)BIMとデジタルツインはどう違う?BIMは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)を略した言葉で、建物などさまざまな工作物をコンピューター上で作り上げていくことです。3次元での完成イメージはもちろん、平面図や立面図といった2次元の図面まで作成することができます。さらに、それぞれの箇所で使われる部材についても寸法や数量、価格、さらに品番や強度などの機能性といった情報まで詳細にデータとして加えることが可能です。BIMは、主にこれから新たに建設する工作物の設計に利用される技術のことを指します。これまで、建築業界では工作物の設計をする際、2次元の図面を起こしてから3次元での完成予想図を作成するといった流れが一般的でした。修正や変更が必要になれば、その都度2次元の図面から手直しを行うという手間がかかりましたが、BIMは3次元データの修正を行うだけで2次元の図面まですべて反映されます。そのため、従来の設計段階でかかっていた時間を大幅に短縮できるのが大きなメリットです。一方、デジタルツインはコンピューター上で作る空間といっても、すでに実在している物をもとに再現するという点が違います。ただし、デジタルツインはBIMの技術を利用してモデル化を行うことも可能です。実際に鹿島建設が2020年5月に「オービック御堂筋ビル新築工事(大阪市中央区)」のすべてのフェーズにおいてBIMでのデジタルツイン化が実現できたことを発表しています。デジタルツインのメリットと活用事例では、実際にどのような場面でデジタルツインを利用できるのか、具体的な活用例とメリットを紹介していきます。デジタルツインを活用するメリットデジタルツインは、IoTで情報を収集して送信し、そのデータをAIが分析することで、実在する製品や工作物をリアルタイムで仮想空間上に再現できます。現実の空間と仮想空間が連動しているため、現場で起こっていることをリアルに察知できるのが大きなメリットです。例えば、機械部品の劣化で故障が起こったとしましょう。従来であれば、まず故障の原因を作業員が直接現場で確認するという作業が必要になります。しかし、デジタルツインなら、手作業で確認する手間が省ける点がメリットの一つとしてあげられます。これは、部品の劣化や消耗についても仮想空間で再現されるためです。つまり、点検作業が仮想空間上で可能になることから、時間の短縮はもちろん、遠隔地での確認もできるようになります。結果としてコストの削減にもつながる点もメリットといえるでしょう。実際の環境がリアルタイムで再現されるため、例えば、ビルや商業施設など大規模な建築物を引き渡した後の品質管理やメンテナンスに活用できるのもメリットです。また、リアルな環境での仮想空間を作れるため、実際に導入する前にシミュレーションできるのもメリットにあげられます。大規模な空間や離れた場所の場合、実際にその場でシミュレーションを行うのは大変な作業と時間をともないます。しかし、仮想空間上で行えば時間もコストも節約できるうえに、安全性も配慮される点は大きなメリットです。人が赴くのは難しい場所でも実際と同じ条件でシミュレーションできるため、導入してからの誤差も最小限にとどめることが可能になります。デジタルツインは、製造業や建築業界などさまざまな分野で活用できる、将来性のある技術といえるでしょう。ゼネラルエレクトリックの活用事例ゼネラルエレクトリックでは、風力発電のインフラにデジタルツインを活用しています。風車の劣化予測や寿命のような目視が難しい部分においてシミュレーションを実施し、風向きに合わせながら発電量の最大化を実現しています。また、海洋風車の場合は確認作業が容易ではないため、不具合が起こる前に察知できることが理想的です。ゼネラルエレクトリックはデジタルツインの活用で情報をリアルタイムで分析し、適切なタイミングでのモーター交換を可能にしています。(image)  (出典 GE Reports https://www.gereports.jp/mission-critical-ges-new-digital-center-atlanta-using-data-power-plants-spot-trouble-save-money/)シンガポールの活用事例シンガポールが国をあげて取り組んでいるのが「バーチャルシンガポール」です。これは、都市そのものを仮想空間で再現するもので、それによってインフラの整備など暮らしやすい街づくりを実現するという狙いがあります。例えば、他の国では懸念されそうなシステムでも、仮想空間なら気軽に試すことができますし、リアルと同じ状況で実験を行うことが可能です。利便性や安全性が認められれば、実際の街づくりに反映されるため、失敗を気にせずに試せるというユニークな事例ですよね。(image)  (出典 Youtube“TODAYonline”チャンネル )デジタルツインの活用で安全で便利な暮らしを可能にデジタルツインは、現実世界をリアルタイムで仮想空間上に再現できます。デジタルツインを活用することで、より便利な暮らしを可能にできるでしょう。

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BIMのデータを活用するために知っておきたいIFC とは?

IFCとは?BIMを活用するために知っておきたいこと建設業界の業務を効率化するために、近年では先進的なIT技術であるIFCが注目されています。IFCは、BIMの情報を活用するためのCADデータモデルのファイル形式(拡張子)のことです。IFCはIndustry(建設業界)、Foundation(共有のプロジェクトなどの基礎)、Classes(合意し構築するための共通言語のクラス)の頭文字から名付けられました。IFCは「buildingSMART」という団体によって策定されています。buildingSMART Internationalは国際的な団体で世界各国にあり、日本で活動している団体の名称が「buildingSMART Japan」です。ここでは、IFCとは何か、どのような特徴があるのか、規格の策定や標準化を行っているbuildingSMART Japanについて紹介していきます。IFCの特徴IFCを使ってBIMデータを活用すると、従来では一つの要素を線で表現していたものをさまざまな特性を持つ要素として表すことが可能です。たとえば、ドアを表す場合に従来では単に一つの種類しか認識できませんでした。IFC仕様の場合は、ほかの同じ基準のアプリケーションによってモデルのデータを共有できるという特徴があります。そのため、タイプや材質、形状など細かなデータを持つドアとして認識することが可能です。IFCによって建築物の関係者が電子データとして共有できるメリットも大きいものです。さらに、建設が完了した後も共有データが発展することも可能で、保守管理にも役立ちます。buildingSMART Japanについて非営利法人である一般財団法人「buildingSMART Japan」は、国際的な「buildingSMART International」の日本支部です。buildingSMART は、建設業においてIFCの世界共通の規格策定や標準化活動を行うために設立されました。世界中に18の国際支部があり、そのなかの一つであるbuildingSMART Japanが日本支部です。世界的に情報の共有化が叫ばれるなか、1995年に開かれた建設業界のショーでbuildingSMARTの活動が始まりました。当時は国際的にIT化が進みながらも情報を共有するためのツールがなく、従来では非効率な作業が多発していた建築業界の状況を受けたものです。IFCの規格が策定されたことで、無駄な作業を繰り返す必要のない、高度なIT技術に見合うファイル形式が国際的に共有可能になりました。(image)  (出典 buildingSMART Japan  https://www.building-smart.or.jp/)IFCの資格について近年では、IFCの国ごとのガイドライン策定やbuildingSMART Internationalによる国際IFC認証による課題解消などの動きも加速してきました。buildingSMART Japanは、IFCの精度向上や利用促進を目指すための資格「IFC検定」を実施しています。検定結果はウエブ上で公開されて、改善点などもフィードバックされます。IFCやbuildingSMART Japanが推進する共通規格の資格制度によって、建設業界のIT化はこれからも順調に進むと期待されています。IFCとBIMの関係とは?IFCは「BIM」によって得られる先進的な3Dデータを活用し共有できる便利なファイル形式です。IFCはBIMによる情報を流通する方法として国際的に広く利用されるようになりました。BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)は、建物の柱や壁などをパソコンで3D化した際に自動でそれぞれの図面が作成されるものです。設計者は建物の要素ごとに管理データや価格などを入力できるため、業務を一元管理できます。設計者以外の関係者や顧客などとの情報共有もスムーズです。BIMのデータをIFCで表すと、3Dのデータに属性データが加わります。そのため、線分表現のみのCADとは比較にならないくらいの業務効率化か可能です。BIMのデータは、IFCを使って流通させることで3D化された画像だけでなく細かな属性情報なども活用できるようになりました。従来の手法であるCADと大きく異なる点は、IFCが建設に関わる立体的な情報を保有したうえで関係者がすべてのデータを共有できることです。IFCはbuilding SMART JapanによってBIMデータの標準として活用されています。BIMデータの標準仕様としてIFCに対応するソフトは世界中で増えている状況です。日本でもIFCを利用できるソフトが多くなってきました。building SMART JapanがIFC対応ソフトとして認証しているものにはWeb対応FMシステム「Active3d(Archimen Group)、建築CAD「AutoCAD Architecture」「Autodesk Revit Architecture」などがあります。BIMソフト対応のIFCAutodesk Revit: IFC4、IFC2×3などARCHICAD:IFC2×3、IFC4VectorWorks:IFC2×2、IFC2×3などSAVE-建築:IFC2×3(インポート)SAVE-住宅:IFC2×3(インポート)IFCが使えるデータの例BIMの3データを活用できるIFCは、面積や体積などの多彩な形状データを持っています。buildingSMART Japanが策定しているIFCは全体というよりも建築物を構成する要素の各単位で管理するのが特徴です。そのため、建物の各要素を表現する、表現しないといった機能の選択や、予定していた条件を変更するケースにも対応可能で使いやすいというメリットもあります。BIMのデータをIFCで活用する例を紹介します。IFCを活用できる例・建物…プロジェクト、敷地、階層など・建物の要素…壁、柱、梁、屋根、階段など・構造の要素…一般部材、鉄筋など・電気などの設備データなど・各要素の関連付け・共有データ…関係者、構造解析、価格、時間、工程などIFCを活用すれば、階段や床、窓などを個別に表示させることも可能です。そのため、知りたい情報を素早く入手でき、分かりやすい表示を見ながら解析できます。機器データなどの細かい情報も加えることができて便利です。(image)  (出典 Autodesk  https://damassets.autodesk.net/content/dam/autodesk/draftr/2528/revit-ifc-handbook-ja.pdf)BIMが建設業界にもたらすIT革命!3DデータをIFCで共有しようbuildingSMART Japanは、建設業界のIT革命であるBIMを利用するためにIFCの資格制度を設けて規格を策定しています。建設に関わる業務を効率化できるツールを活かして、働き方改革にもつなげていきましょう。

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BIMオペレーターの求人はどう探せばいい?給料についても知りたい

BIMオペレーターになりたい!採用時に優遇されやすい条件はある?BIMオペレーターに就職する際に必要とされる明確な資格はありません。BIMオペレーターを必要とする企業は多く、独学でBIMの技術を習得した人の中には、実際に業務の経験が無くてもオペレーターとして就職をする人もいます。しかし、実際に採用面接を受ける際にはどのような条件が優遇されるかについても知っておきたい所です。まずBIMオペレーターとして採用試験を受ける際に、優遇されやすい条件として「CADオペレーターとして実務経験を積んでいる」ということが挙げられます。BIMとCADソフトの操作には似ている点も多く、CADを使って3次元モデリングを設計した経験がある人は、早く操作に慣れやすいです。CADオペレーターとしてプロジェクトで重要な仕事を任された経験を持つ人が、キャリアアップのためBIMの技術を習得し、仕事に活かすという流れも多くみられます。企業の中には、CADオペレーターの経験がある人にBIMの技術を教える研修を行っているケースもあります。BIMは大手企業を中心とした団体には普及が進んでいますが、中小の設計事務所内ではまだまだ導入されていないのが実情です。企業の中には、CADの実務経験がある人を積極的に作用し、優秀なBIMオペレーターに育てたいと考える会社もあるようです。「企業に就職してからBIMの技術を学ぶことに抵抗がある」、「CADは未経験だけどBIMオペレーターに挑戦したい」という人は、あらかじめスクールなどでBIMのスキルを学ぶのも良いでしょう。建築CADを教えるスクールの中には、BIMに関する授業を行っている学校もあります。BIMの技術をある程度学んでから求人に応募することで、採用時に優遇されやすくなるケースもあります。「独学でBIMを学んで採用時にアピールしたい」という人は、BIMソフトを提供する会社が独自に設けている認定試験に挑戦するのもおすすめです。BIMは世界の建築現場で多く活用されている技術ですが、日本ではまだ浸透していないこともあり、採用時に習熟度をアピールするのが難しいこともあります。こうした問題を解決するために、BIMの技術の習熟度を証明する認定試験を企業が設けています。BIMオペレーターとしてプロジェクトの中心になる仕事がしたいという人は、あらかじめ認定資格を持っておくと採用時に優遇されやすくなるでしょう。他にも「建築業会において施工管理を任されていた」、「技能職としての経験がある」、「施工図の作成経験がある」、「建築士など建築関係の資格がある」場合なども、採用時に優遇されやすい傾向があります。BIMオペレーターは製図をするだけではなく、プロジェクトにまつわるプロセスを管理する仕事でもあるため、施工管理の経験が活かしやすい職種です。建築プロジェクトの一連の流れを理解し、管理していた経験がある人は現場でも重宝されやすいことから、採用時の評価も高くなりやすいです。(image) BIMオペレーター求人はどこで探せばいいの?給料についても知りたいBIMオペレーターは業界内で求められる注目度の高い職種ではありますが、まだまだ技術者が不足していることもあり、求人数は多い傾向にあります。特に、大手ゼネコン会社では積極的にBIMオペレーターを採用している動きもあるため、求人情報は見つけやすいでしょう。正社員としてBIMオペレーターで働きたいと考える人は、インターネットサイト以外にもハローワークに行ってみたり、大学の新卒採用の情報に目を通したりするのもおすすめです。正社員として働く場合、1度就職が決定してしまうと辞めにくくなってしまうケースもあります。そのため、採用試験を受ける前に幅広く情報を収集し、優良な企業であるかどうかをじっくり見極める必要があります。「BIMオペレーターの仕事に興味はあるけれど、正社員として働けるか不安がある」という人は、派遣社員として仕事に挑戦してみるのも良いでしょう。インターネット上には建築業・CAD専門の派遣サイトも多くあり、BIMオペレーター職の求人を扱っているケースもあります。派遣会社の中には、企業と個人の間に入り、修飾語の環境改善や条件などについて交渉をしてくれるケースもあります。未経験からBIMの仕事に挑戦する際には、派遣会社に登録することで安心して仕事を始めやすいです。派遣としてBIMオペレーターの業務に就きたいという人はまずサイトに登録し、情報を集めてみるのがおすすめです。次に、BIMオペレーターとして働く場合の一般的な給料についてご紹介しましょう。BIMオペレーターの月給は27万円程度です。プロジェクトに関わる重要な仕事を任せられている場合は、30万円〜40万円ほど稼いでいる人もいます。CADの実務経験やBIM技術の習熟度によって給料が変動する点が、BIMオペレーターの特徴といえます。また、BIMオペレーターの職に派遣社員として就職する場合の時給は、一般的に1800〜2200円です。勤める企業やプロジェクトの規模によっては、金額が上がるケースもあります。一方、BIM操作にまつわる研修を受けながら働く場合、研修期間の時給が下がることもあるため注意が必要です。(image)  (出典 求人ボックス https://bit.ly/3xPdBOL)BIMオペレーターとして働きたい!まずは求人情報をチェックしてみようまだ普及途中の技術であるBIMは、業界内でも注目されておりオペレーターの求人数は多い傾向にあります。BIMオペレーターとして働きたい人は、「CADオペレーターとして実務経験を積む」、「スクールに通ったり独学で技術を学んだりしてから求人を探す」など採用時に優遇されやすい条件を知っておくと就職活動もスムーズに進みやすいといえます。求人を探す場合は、幅広く情報を収集し自分に合った条件や待遇を選びましょう。

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国産SaaSの「photoruction」とは?機能や特徴について紹介!

photoructionとはそもそもphotoructionとはどのようなものなのか、概要について確認していきましょう。国産SaaSのphotoruction国産SaaSのphotoructionは、建設業を支援し生産性や品質の向上を目的としたクラウドサービスです。日々の現場内業務にともなう事務作業を簡素化し、コア業務に集中できるようにするツールといえるでしょう。写真・図面・工程表といった豊富な機能が備わっており、技術者が本質的な業務に向き合える環境づくりをサポートします。導入実績photoructionはスーパーゼネコンを始め、国内外の約8万以上の建設プロジェクトで導入された実績を持ちます。導入により、現場での作業時間や報告にかける時間を大幅に削減できたという報告があります。photoructionの基本機能photoructionでは具体的にどのようなことができるのでしょうか。主な機能について見ていきましょう。BIMモデルの閲覧photoructionにはBIMビューワーが搭載されています。インターネット環境が整っていれば、ソフトウェアの導入をせずともWebやモバイルアプリなどでBIMモデルを閲覧することが可能です。設計から維持管理までの各工程における業務を効率的に行えるようになり、生産性向上を見込めます。図面の位置指定図面にピンを落とし、位置指定を行うことができます。ピンを落とすことで撮影階と通り芯が自動判定され、写真の属性情報とすることが可能です。定型黒板photoructionは現場での手打ちではなく、あらかじめ黒板を作成して現場に持ち出すことができます。撮影の際はワンタップで黒板が出来上がるため手間がかかりません。外部共有共有機能に優れていることがphotoructionの特徴です。ボタンを押すだけで大量の写真も簡単に共有できます。注釈を入れることも可能で、より円滑に意思の疎通を行えるようになります。オフライン対応photoructionはその場の電波状況に合わせ、自動的にローカルとクラウドが切り替わる機能が備わっています。電波が届かなかったり、不安定だったりする場所で作業をするときも安心です。電子納品国土交通省による「工事完成図書の電子納品要領」をはじめとする、電子納品形式のデータを簡単なボタン操作で作成することができます。ただし、この機能はβ版となっています。管理機能プロジェクトをはじめ、組織単位でユーザーを管理できます。企業全体はもちろん、現場ごとや個人ごとの単位で導入することも可能です。(image)  (出典 photoruction  https://bit.ly/3iTS0k1)photoructionの特徴photoructionにはどのような特徴があるのか、チェックしていきましょう。万全のセキュリティ体制photoructionとの通信はSSLによって暗号化されています。そのため、通信内容の漏えいやデータの改ざん、なりすましなどを防ぐことができます。また、パスワードといった機密性の高い情報は暗号化したうえで保管する仕組みのため、安心して利用できるでしょう。情報の一元管理図面・写真などの情報はすべてフォトラクションで一元管理できます。なお、情報はリアルタイムに共有することが可能です。関係者への情報伝達がスムーズになり、業務スピードの向上を見込めるでしょう。また、複数のプロジェクトを一元管理することで、事務作業の工数を減らせることが期待できます。わかりやすい操作性photoructionは「建設の世界を限りなくスマートにする」ことを目的に開発されたものです。そのため、操作性にこだわってつくられており、誰でも簡単に操作しやすくなっています。導入ハードルが低いphotoructionは導入のしやすさが特徴です。導入の一般的な流れとしては、まずテレビ会議などで初回打ち合わせを行い、続けて無料トライアルに移ります。なお、トライアルでは無料ですべての機能を使うことが可能です。その後、最適な料金プランを決めたうえで、導入という流れになります。スムーズに導入できることから、規模の大きい企業から個人事業主まで幅広いところで活用されています。写真の自動整理豊富な機能が備わっている電子小黒板を使って、スマートに写真撮影を行えます。また、撮影した写真は付加された属性情報を利用し、自動整理される仕組みです。見た目にもすっきりと保管でき、従来のように事務所でわざわざ写真を整理する手間もかかりません。フォルダ管理の煩わしさから解放され、作業にかかる時間を大幅に削減できます。便利な画面表示重い図面も高解像度・高速で表示することができます。表示スピードが遅く、イライラしてしまうことを防げるでしょう。また、図面には矢印や文字といった注釈を加えることができます。それ以外にも、メモ・写真・チェックリストなどのさまざまな情報を付加することが可能です。豊富なサポートプランphotoructionではオプションとして、豊富なサポートプランが提供されています。なかでも、便利なのが建設BPOサービスです。建設BPOは建設特化型アウトソーシングサービスで、フォトラクションにおける業務を専用のAIと専任オペレーターに任せられるというものです。photoructionにデータをアップロードすることで、オペレーターに業務を代行してもらえます。その後、作業回数が増えるとAIが処理を行えるようになる仕組みです。(image)  (出典 photoruction  https://bit.ly/3iTS0k1)photoructionを活用して生産性を向上させようphotoructionを導入することにより、書類作成から現場作業まで幅広い業務の効率化を期待できます。豊富な機能を活用することによって、日々の業務がよりスムーズに行えるようになるでしょう。photoructionを有効活用して、生産性の向上を目指してみてはいかがでしょうか。

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建築を学ぶなら知っておきたい!海外のBIM事例6選

東アジアにおけるBIM事例日本が含まれる東アジアの国々でもBIMが導入されています。ここでは、東アジアを代表するBIM推進国の中国と韓国における事例を紹介します。中国のBIM事例経済大国の1つである中国では、民間レベルでは主に大都市における旺盛な建築需要を満たすために、国家レベルでは内陸地域を含めた社会インフラ建設整備のためにBIMを導入しています。そのため、中国ではBIM運用のサポートを請け負う複数の企業が生まれています。その中で代表的な企業が「タイコン」(Taikong Technology)です。「タイコン」は中国でも数少ないBIM導入のサポートを行う企業です。具体的には、独自に開発したクラウドプラットフォーム「isBIM」を使って、BIMを導入した企業が抱える問題を解決するためのサポートを行っています。「isBIM」は、日本でも活用されている「BIM360」と同種のクラウドプラットフォームです。プロジェクトチームやワークフローとさまざまなデータを連携させることによって、主に施行面における問題点の改善を支援してくれます。また、「isBIM」を導入することによって、中国企業はBIMデータの共有や管理を海外企業に依存することなく行えるため、情報の流出を防ぐといった観点からも重要な役割を果たしているのです。国家レベルでは、数多く計画されている大規模な社会インフラ建設整備にBIMが導入されています。中国では、社会インフラ整備に使える予算が莫大です。そのため、プロジェクトを請け負う企業は採算度外視で、「3次元構造解析ソフトウェア」や「3次元CAD」といった最新のBIMを導入しています。また、各行政レベルでは、BIMを推進するための研究プロジェクトが着々と進められています。(image)  (出典 isBIM https://www.isbim.com.hk/services)韓国のBIM事例韓国では、2009年に「国家BIMロードマップ」が制定されています。それに続いて、2010年には「国家建築BIMガイド」が策定されたことで、建築界におけるBIMが一気に推進されたのです。2012年からは公共調達庁が牽引役を担いながらBIMの導入を企業に促し、2016年には公共調達庁が発注するプロジェクトに対してBIMが義務化されています。このように、国がリーダーシップを発揮してBIMを推進してきたことで、韓国の大手建設会社では当然のことのようにBIMを導入しています。東南アジアにおけるBIM事例東南アジアを代表するBIM先進国はシンガポールです。ここでは、新しい建築技術を積極的に取り入れる建築先進国でもあるシンガポールのBIM事例を紹介します。シンガポールのBIM事例シンガポールでは、2009年から国が旗振り役となってBIMを推進してきました。行政サービスの電子申請などにBIMによるデータを活用しながら、建築分野においてもBCA(建築・建設庁)がリーダーシップを取りながらBIMの導入を促進してきたのです。そのため、BCAでは、企業がBIMを導入する際に資金・人材育成・実務において、さまざまな支援を行ってきました。資金面では設備投資やコンサルタント料といった初期費用だけでなく、社員の研修・訓練に必要な費用も援助しています。人材育成に関しては、専門学校を創設してBIMを体系的に学べる体制を整えています。また、国立シンガポール大学土木環境工学科では学生に対してBIMが学べるセミナーを開催するなど、将来の国を担うエリートへのBIM教育にも抜かりがありません。実務面においては、企業とともにソフトウェアの開発を行うなど、効率的なBIM運用に繋がる独自の政策を推進しています。(image)  (出典 Youtube” TODAYonline”  https://www.youtube.com/watch?v=9byat0VhqFk)ヨーロッパ及びアメリカにおけるBIM事例ヨーロッパでは北欧諸国がBIMの先進国として知られていますが、イギリスも国を挙げて推進に力を入れています。ここでは、BIM先進国の1つであるフィンランドとヨーロッパを代表する推進国のイギリスに加えて、アメリカの事例も紹介します。フィンランドのBIM事例フィンランドでは1997年から2002年に渡って推進された「VERAプログラム」によって、さまざまなIT政策が成果を挙げてきました。そのうえで、フィンランド政府が取り組んだのがBIMです。2007年には政府資産運用管理公社(Senate Properties社)が発注する建築事業に関して、その受注要件にBIMを加えました。その結果、同年にはすでに建築家や設計事務所の93%が、程度の差はありながらもBIMを導入するといった成果を生んでいます。2012年には産官学が連携して、「COBIM2012」という13巻にも及ぶBIMに関するガイドラインを発行し、海外でも多くの国が参考書として取り入れています。イギリスのBIM事例イギリスではフィンランドなどの北欧諸国には遅れを取ったものの、2009年に「AEC」と呼ばれるBIMに関するガイドラインを策定し、2012年にはVer.2も公開して推進を図ってきました。2016年にはすべての公共建築事業に対して「完全に恊働的な3DBIM」を義務付け、2025年には「公共建築事業に携わる者すべてが、統合された1つのモデルだけで設計を行う」という目標の実現を目指しています。アメリカのBIM事例アメリカでは2000年代前半に、連邦政府が所有する施設の管理を行う「GSA」が発注した建築プロジェクトに対して、コストや工期の遅れといった問題を解決するためにBIMを活用する決定を行いました。2003年には「3D-4D BIM計画」を発足させ、数々の実証実験を行っています。また、2007年以後に設計を開始する建築プロジェクトに関しては、BIMが発注要件の1つです。同年にはAIA(米国建築家協会)が、「IPD」というBIMによる設計から生産までの統合的なプロジェクトの推進手法を発表しています。このような国家としての政策や民間団体による取り組みの結果、2012年には70%超の企業がBIMを導入しているという調査結果が公表されています。もちろん、ガイドラインの策定も忘れていません。2007年にはNIBS(国立建築科学研究所)が「NBIMS」というガイドラインを策定し、2012年にはVer.2を発表しています。アメリカ政府はこのガイドラインをベースにして北欧諸国・カナダ・韓国などと連携しながら、その内容を拡張・充実させていく方針であることを表明しています。(image)  (出典 NBIMS  https://www.nationalbimstandard.org/)海外と日本のBIMガイドラインを参照しよう!建築を学んでいると見聞きすることがあるBIMは、海外では珍しい手法ではありません。少し遅れ気味ながら、日本でも2014年には国土交通省がBIMに関するガイドラインを公表しています。このことからも、今後は日本においてもBIMの導入が更に促進される可能性が高く、建築を学ぶ者にとっては必須のスキルになると考えられています。そのため、日本と海外のガイドラインを参照しつつ、常に最新の情報を取り入れることが必要になるのです。

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BIMの人気ソフトウェアとファイル共有のための拡張子を解説!

BIMで人気の高いソフトウェアはじめに、よく使われている人気の高いBIMソフトウェアをいくつか紹介していきます。それぞれに特長や対応OSなどが異なるため、これから新たにBIMを始める際の比較をしてみるといいかもしれません。RevitRevitは、AutoCADなどの図面作成ソフトウェアを提供しているAutodeskが開発したBIMソフトウェアです。AutoCADは導入している設計事務所も多く、すでに使用経験がある人は移行しやすいのではないでしょうか。反復作業の自動化を図ることができ、その分作業にかかる時間の削減を可能にしてくれます。モデルの開発段階に合わせ、平面図や断面図、立面図の自動更新も可能です。Revitの主な機能には、代替え案をスピーディーに作成するジェネレーティブデザインや異なる分野の作業の保存が可能なワークシェアリングなどがあります。対応可能OSは、2021年8月現在でWindows専用となっています。(image) ArchicadArchicadは、ハンガリーのGRAPHISOFT社が提供している建築用のBIMソフトウェアです。1982年に創立したGRAPHISOFT社は、初代Macintosh向けとして開発したArchicadを発売しています。これは、製図のデジタル化を見据えたもので、建築設計において革新的なできごとといえるでしょう。CADソフトウェアの開発が始まりですが、現代においてArchicadはBIMソフトウェアとして100カ国以上の国で使用されています。Archicadは、わかりやすいアイコンと直感的な操作でBIMへの移行を考えている設計者が導入しやすいという特長を持っています。Archicadの対応OSはmacOSとWindowsです。(image) GLOOBEGLOOBEは、日本初として知られるBIMソフトウェアで、日本国内の建築基準法に対応しやすいという特長を備えています。2021年にリリースされたGLOOBEではCGプログラムと施工支援が新たに加えられ、さらに設計支援機能の強化が図られています。法改正に対応できる機能を強化し、検地基準法に基づいた設計やスムーズが確認申請も可能です。名称もGLOOBE Architectと新たにし、仮設・土木計画をBIMモデル化するためのGLOOBE Constructionという新たなラインナップも登場しています。GLOOBEは体験版も出ており、対応可能なOSは2021年時点でWindowsです。(image)  (出典 福井コンピュータ https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/)VectorworksVectorworksは、MiniCadが登場した頃から少しずつアップグレードを重ねてきたBIMソフトウェアです。そのため、2D機能が充実しているという特長が見られます。2DでのCADソフトから移行を考えている人も、使い勝手がよく導入しやすいかもしれません。長く愛用しているユーザーも多いソフトウェアです。Vectorworksは、毎年アップグレードするたびにさまざまな機能が追加され、強化されてきました。そして、2021年版では2020年版ではなかった3Dモデリングの強化やExcel形式ファイルの取り出しと取り込み、クイック検索の搭載などが新たに加わっています。Vectorworksは、WindowsとmacOSに対応可能です。(image)  (出典 エーアンドエー株式会社 https://www.aanda.co.jp/Vectorworks2021/)BIMファイルを共有するための拡張子とは?ここで紹介したBIMのCADソフトウェアは、それぞれに複数の拡張子を持っています。同じソフトウェアを保有しているなら、ファイル形式にとらわれることなく共有は可能です。または、BIMファイルを社内だけで利用する場合もファイル形式を気にすることはないでしょう。しかし、他社とのスムーズな共有を考えたとき、異なるソフトウェアでBIMファイルを開く可能性を念頭におかなければなりません。そうなると、互換性があるかどうかは非常に重要になってきます。BIMファイルを共有するための拡張子としてよく使われているのはIFCです。IFCとはIndustry Foundation Classesを略したもので、中立的なCADデータモデルのフォーマットとして作られています。例えば、画像データやテキストファイルを共有する際、PDFやJPGといった拡張子で保存しておきますよね。IFCも、それらと同じような感覚で使うことができます。ただし、IFCの場合はこうした他の拡張子よりもさらに高度で繊細であるといっていいでしょう。なぜなら、JPGやPDFはデータを開いて中身を確認することはできますが、もとのソフトウェアで処理された機能まで共有することは難しいためです。BIMは、単なる2Dの図面データではありません。例えば、入り口なら寸法や形状の他に素材やその品番に数量など、実際の仕様がそのまま記録されます。さらに、3Dデータとして仕上がりのイメージを確認することもできます。これらを含めた入り口のデータの共有を可能にしてくれるのがIFCフォーマットなのです。IFCは3Dデータであり、建物全体に関するさまざまな情報を伝えることができます。実際にどのような情報を保有できるのか見ていきましょう。まず、敷地や建物、要素、階、プロジェクトといった建築物の階層です。そして壁や柱、梁、階段、屋根、ゾーンなど要素タイプ、さらにジオメトリやレイヤーシステムなども保有できます。他には、色や材質などのプロパティも情報として伝えることが可能です。IFCフォーマットは、1995年にソフトウェア会社などの協力で開発されました。開発の目的は、建設業界においてスムーズで忠実なデータの共有を支援するためです。1995年当初にIFCを開発したのはInternational Alliance for Interoperabilityですが、2005年からはbuildingSMART Internationalが開発を進めるとともに維持管理を行っています。そして、各国にあるbuildingSMART Internationalの支部によってIFCの導入を促進しています。(image)  (出典 Autodeskhttps://damassets.autodesk.net/content/dam/autodesk/draftr/2528/revit-ifc-handbook-ja.pdf)適切な拡張子の使用でBIMデータの共有をスムーズに!BIMファイルは、単なる2Dでのデータではない分、いかに多くの情報を保有した状態で共有できるかがポイントとなってきます。適切な拡張子を用いて、BIMファイルをスムーズに共有しましょう。

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建築の現場で重宝されているBIMとは?CIMとの違いについても解説

BIMとは3次元で設計図を作る技術!その魅力を解説そもそもBIMとは「Building Information Modeling」の略で、直は「建築物情報の設計」です。3次元で建造物をモデリングする技術や、そのためのソフトウェアを指す言葉です。この段落では、BIMの概要や魅力を解説します。3Dモデルを作り上げるコンピューター上で建造物の3Dモデルを作り上げ、スタッフやクライアントと共有するのがBIMの特徴です。専用のソフトウェアやシステムを利用することにより、BIMは実践可能となります。企業が保有している資材や機材などをデータベース化し、システム上で作業と紐づけていくことで3Dモデルは完成します。BIMはもともとアメリカで提唱されるようになり、ソフトウェアの登場で徐々に実用化されていきました。一方で、令和3年時点の日本は欧米やアジアの新興国ほどBIMに対応できているとはいえません。ただし、「Revit」「ArchiCAD」「GLOOBE」といったソフトウェアは日本でも知られています。また、平成26年3月には国土交通省がBIM導入に役立つ「官庁営繕事業におけるBIMモデルの作製及び利用に関するガイドライン」を制定しました。段階的ではあるものの、日本でもBIMの認知度は高まりつつあります。完成イメージを共有しやすいBIMBIMが評価されるようになったのは、完成イメージを誰もが抱きやすかったからです。従来の建築現場では、CADなどを使って2Dの設計図を作成していました。しかし、2Dの設計図は専門的な知識がないと読み解けません。建築のプロフェッショナルではないクライアントでは難しく、完成イメージを共有しにくいデメリットがありました。BIMによって3Dモデルを作り上げれば、技術力や知識に関係なく、誰でも完成イメージを正確に確認できます。そのため、現場とクライアントで意識のずれが起こりにくくトラブルを回避しやすくなったのです。また、プレゼンテーションや打ち合わせでもBIMは活躍しています。(image)  BIMにはさまざまな機能を実用できる単に3Dモデルを作るだけがBIMの強みではありません。BIM専用のソフトウェアやシステムにはさまざまな機能が備わっています。たとえば、BIMの図面には工数や使用機器、資材などの詳細なデータを紐づけられます。設計図を作りながら、工期や予算についてもかなり正確に算出できるのが魅力です。さらに、建物の設備に関して、メーカーや品番なども入力可能です。こうしたデータは設計段階だけでなく、メンテナンスや改築のときにも役立つでしょう。建設に関わるなら知っておきたい!BIMとCIMはどう違う?BIMとよく似た言葉に「CIM」があります。しかし、両者の細かい定義は異なるので混同しないようにしましょう。ここからは、BIMとCIMの違いについて解説していきます。土木業界で提唱され始めたCIMCIMとは「Construction Information Modeling」の略称です。直訳すれば「建築情報の設計」となります。いずれも3Dによって図面を作成し、関係者間で案件のイメージを共有するための技術です。その目的や工程そのものには大きな違いがありません。ただし、BIMが建築業界で使われる言葉であるのに対し、CIMは土木業界で使われる言葉です。CIMは日本独自の考え方であり、海外ではそれほど広まっていません。海外では業界に関係なくBIMという呼称が使われています。(image)  (出典 CIM JAPAN  http://cimjapan.com/about/index.html)それにもかかわらず、日本でCIMという言葉が浸透していったのは、平成24年に国土交通省が提唱し始めたからです。しかし、平成30年に国土交通省は認識を改め、「BIM / CIM」という呼び方で概念を統一しました。令和3年の時点では、どの業界でもBIMでまとめられていることが少なくないといえます。なぜBIMとCIMに分かれていたのか国土交通省が業界によって呼び方を変えようとしたのは、作業に微妙な違いがあったからです。たとえば、「不確定要素」の差が例に挙げられます。建築業では、整地を行ってから工事に入ります。つまり、あらかじめ不確定要素が絞り込まれている状態です。予想外のトラブルが少なく、スムーズに工事が進んでいくことも珍しくありません。それに対し、土木業では自然の土地でゼロから作業するケースが一般的です。建築業よりも不確定要素が多く、現場で設計作業の再検討を繰り返さなければなりません。だからこそ、国土交通省は建築業と土木業で設計作業の定義を変えたのでした。また、建築業界よりも土木作業のほうが、政府の影響力が強いといえます。道路や鉄道、公共施設などは政府主導で進められるパターンも少なくありません。そのため、政府から3次元設計についても指示を出しやすかったのです。しかし、建築業界は民間業者の主導で工事を進めていくことが大半です。業者によってノウハウはまったく変わってくるので、政府主導でBIMを広めるのには限界がありました。こうした時代背景から、業界によってBIMとCIMを使い分けるようになったのです。ただ、時代とともに建築や設計の技術は発達し、業界が異なっても作業内容に大きな違いは生まれにくくなってきました。平成30年には「BIM/CIM推奨委員会」が誕生し、業界の区別なく3Dによるモデリングを広めていこうとする動きが活発化しています。分野を問わず、3D技術のノウハウがある人材は重宝されるようになってきたといえるでしょう。(image)  BIMとCIMの違いがなくなりつつある時代!若手への期待がかかっているもはやBIMとCIMの違いはほぼなくなっており、いろいろな業界で3Dモデリングの技術は応用可能になっています。しかし、日本ではBIMに従事できる人材が十分に育ってはいません。BIMの重要性が増してきた時代では、若手にかかっている期待が大きくなっています。建築に関わるうえで、BIMはもはや無視できない技術です。

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導入前に必見!BIMソフトの費用とは

主要なBIMソフトの特徴とはBIMを導入すると、設計と管理を効率化することが可能です。そのため、建設業界では注目を集めており、今後、BIMの導入を検討している企業も少なくありません。ただし、BIMを導入するにはソフトが必要になります。また、一口にソフトといってもそれぞれに特徴があります。そこでBIMを導入する前にどのようなソフトがあるのか、押さえておくようにしましょう。「ARCHICAD」はハンガリーのGRAPHISOFT社による世界初のBIMソフトです。そのため、世界屈指のシェアを誇っており、BIMに最適化した機能を提供しています。また、わかりやすいアイコンを採用しているため、直観的に操作することが可能です。技術習得もスムーズに進むでしょう。「ARCHICAD」には「ARCHICAD」と「ARCHICAD Solo」の2種類あり、複数の設計者が1つのBIMモデルにアクセスできる機能があるかどうかが大きな違いとなっています。「GLOOBE」は福井コンピュータアーキテクトが開発した日本のBIMソフトです。国内製品だけあってソフトは日本の建築基準法に対応しています。具体的にいうと、ソフトには逆日影斜線計算・逆天空アシスト・各種斜線計算・天空率・各種日影計算平均地盤算定などの機能を搭載されており、自動的に法律の範囲内で設計作業を行うことができるのです。「Autodesk Revit」はアメリカのAutodesk社が開発した3DCADソフトで、BIMに特化しています。特徴は他社が開発・販売している外部レンダラーとの互換性に優れている点です。そのため、使い勝手がよいといえるでしょう。「Vectorworks」はアメリカのNemetschek Vectorworks社が開発したCADです。BIMとの親和性が非常に高いといった特徴があります。さらに、「Vectorworks」には次々とBIMに対応する機能が出てきています。そのため、BIMによる設計にも十分に対応できるといえるでしょう。これらのソフトを利用するときは適切なワークステーションが必要です。メーカーに問い合わせて、動作環境について確認するようにしましょう。BIMのソフト価格と保守サービス価格とは次からは、ソフト導入にかかる費用を解説していきましょう。一口に費用といっても、「永久ライセンス」と「期間ライセンス」があります。その名前の通り、永久ライセンスは永久的に、期間ライセンスは1年・2年・3年といった期間限定で使うことが可能です。永久ライセンスを選択すると、一括で費用を支払います。最初に多めの費用がかかりますが、何年にもわたって使用する場合は割安になるでしょう。また、数年間にわたってソフトの費用を減価償却費として計上できるというメリットもあります。しかし、購入したソフトよりもよいソフトが出てきた場合、永久ライセンスを購入したことが無駄になります。次から次へと新しいソフトが出てくる中、永久に使えたからといって得になるとは限らないのです。一方、期間ライセンスは契約した期間だけソフトを使うことができます。最初にかかる費用を抑えることが可能ですが、数年にわたって使用する場合、かえって高くつく可能性もあります。また、更新をし忘れると、ソフトが使えなくなります。しかし、新しいソフトが出てきたときに、柔軟に乗り換えを検討することが可能です。永久ライセンスなのか、期間ライセンスなのか、自社に合うものを選ぶようにしましょう。次に、それぞれのBIMソフト価格(2021年7月現在)を紹介します。価格は全て税別になります。「ARCHICAD」は永久ライセンス84万円(税別)、「ARCHICAD solo」は永久ライセンス34万5000円(税別)です。どちらも期間ライセンスはありません。(image)  (出典 GRAPHISOFT  https://graphisoft.com/jp/buy-archicad/price)「GLOOBE Architect基本」は永久ライセンスのみで65万円です。(image)  (出典 CADジャパン https://www.cadjapan.com/products/items/gloobe/price.html)「Autodesk Revit」は期間ライセンスのみで、永久ライセンスはありません。詳しい内訳は「AEC Collection」は1年間47万5000円、3年間128万3000円、「Revit」は1年間38万9000円、3年間105万円、「Revit LT Suite」は1年間9万3000円、3年間25万1000円、「Revit LT」は1年間7万8000円、3年間21万1000円です。「Rebroの建設設備ソフト」は永久ライセンス100万円、1年間18万円になります。(image)  (出典 Autodesk  https://autode.sk/3skyGPZ)「Vectorworks Architect」は永久ライセンス41万6000円、1年間22万3000円です。(image)  (出典 エーアンドエー株式会社 https://www.aanda.co.jp/Vectorworks2021/price.html)このほかに保守サービスにかかる費用があります。保守サービスとは、購入したソフトを安全に、そしてスムーズに使い続けられるようにサポートしてくれるといったものです。「ARCHICAD」は1年間12万円、「ARCHICAD solo」は1年間7万2000円です。「GLOOBE」は1年間14万4000円です。「Autodesk Revit」の「AEC Collection」「Revit」「Revit LT Suite」「Revit LT」の保守サービスはライセンス価格に含まれています。「Rebro」は次年度以降1年間6万円かかります。「Vectorworks Architect」は永久ライセンスの場合は初年度10万4000円、次年度以降万87000円、期間ライセンスの保守サービスはライセンス価格に含まれているのです。いきなりソフトを購入するのは厳しいといったとこもあるでしょう。そのような場合におすすめなのが体験版です。「ARCHICAD」は体験版あり、「ARCHICAD solo」は体験版がありません。「GLOOBE」は体験版があります。「Autodesk Revit」の「Revit」と「Revit LT」は体験版があります。「AEC Collection」と「Revit LT Suite」は単品製品ごとの体験版があるのです。「Rebro」については、体験版はありません。「Vectorworks Architect」は体験版があります。費用を検討してBIMソフトを導入しようBIMソフトの特徴とかかる費用について紹介しました。参考にしながら、BIM導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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建設業界で注目!BIMを学べる大学・専門学校とは

BIMを学べる大学・専門学校選びのポイントとはBIMは新しい専門のスキルのため、独学で学ぶのは難しく、大学や専門学校、スクールで学ぶことをお勧めします。ただし、学校選びにはポイントがあります。まず、大学や専門学校などのホームページやパンフレットを見て、CADだけでなく、BIMに特化したカリキュラムがあるかどうかをチェックしましょう。BIMは新しいスキルであるため、身につけている人がまだまだ少ないというのが現状です。教えられる人材も少ないため、CADはしっかり学べるものの、BIMのカリキュラムはおざなりである大学や専門学校なども多いのです。BIMのカリキュラムの充実度は、資格取得に力を入れているかどうかで見極めることができます。たとえば、BIM関連の資格に関しては、一般社団法人buildingSMART Japanが実施する「プロフェッショナル認定制度」に基づく「BIM個人資格認定試験」、Autodeskが実施する「Revit Architectureユーザー試験」があげられます。どちらもBIMのスキルがあることを証明する資格で、日本はもちろんのこと海外でも通用します。資格を取得すれば、建設業界への就・転職、キャリアアップに有利に働くでしょう。(image)  (出典 building SMART Japan  https://www.building-smart.or.jp/bim_professional-certification/)カリキュラムと同様に重要なのは、学ぶ場所です。BIMを学べる学校の中にはオンラインに対応しているところもあります。実際に学校に通って学ぶメリットは講師に直接質問ができることです。また、同じことを学ぶ仲間の存在は励みになります。一方、オンラインで学ぶメリットは、いつでもどこでもカリキュラムを受けられることです。オンラインであれば忙しいビジネスマンでも無理なく学べます。自分自身のライフスタイルに合わせた学校を選ぶようにしましょう。大学や専門学校、スクールの中には、入学を検討している人に対して、オープンキャンパスや相談会などを行っているところもあります。入学前にどのようなことが学べるのか、どのような環境で学ぶのかなど、自分の目で確かめてみることもおすすめします。実際に見ておくと、入学した後に「こんなはずじゃなかった」などという後悔せずにすむでしょう。BIMを学べる大学・専門学校・スクールを紹介!熊本大学の工学部建築学科ではBIMのスキル取得に力を入れています。たとえば、3年生になると「デザイン・シミュレーション」という授業があり、BIMを使って建物の構造や材料、環境性能などを学ぶことができます。この授業は意匠・構造・光・熱などさまざまな専門分野を持った講師陣が教えるため、多角的な角度からBIMへの理解を深めることが可能です。「デザイン・シミュレーション」を受講した後は、より実践的にBIMを学べる「設計演習第四」という授業に進むことができます。この授業では3次元デザインソフトやBIM対応のCADを用いながら、大学のある熊本の中心市街地の再開発計画を立案していきます。(image)  (出典 熊本大学 https://www.arch.kumamoto-u.ac.jp/)さらに、BIMを学びたい学生に関しては、卒業設計や大学院で研究を行うことが可能です。このように熊本大学ではBIMに力を入れているため、BIMスキルを身につけた学生をインターンとして受け入れる企業も数多くあり、高い就職率を誇っているのです。専門学校の日本工学院の建築学科は専攻の中にBIM専攻を設けています。BIMのスペシャリストとして今後の建築業界で活躍する人材育成に力を注いでいるのです。具体的には、BIMソフトであるARCHICADやReviの操作はもちろんのこと、BIMを活用したモデリングやジタルファブリケーション、デジタルプレゼンテーションなどのスキルを身につけることが可能です。専門学校内はプロの現場同様の教育環境も整えられています。たとえば、ARCHICADやReviをはじめ、Rhinoceros、Grasshopper、Lumion、Fusion360、Twinmotionなど、実際のブロの現場で使うBIMアプリケーションが揃っています。有名建築系企業や設計事務所との連携で企業課題実習やインターンシップを行っており、在学しながらプロの仕事を学ぶことができます。そのため、卒業後は即戦力として活躍することができるでしょう。(image)  (出典 日本工学院 https://www.neec.ac.jp/department/technology/architecture/architectonics/)「ReCADemy」はCAD・BIM専門のオンラインスクールです。最大の特徴はオンラインで学ぶことができる点にあります。そのため、自分のペースで好きな時間、好きな場所で学ぶことができます。忙しいビジネスマンに最適のスクールといえるでしょう。「BIMオペレーター養成コース」は4種類あります。未経験から学べるのは「ARCHICAD+AUTOCAD」のスキルが学べるコースと「ARCHICAD+Jw_cad」のスキルが学べるコースの2種類です。一方、CADオペレーターからスキルアップを目指す人向けとしては、「Revit+AUTOCAD」のスキルが学べるコースと「Revit+Jw_cad」のスキルが学べるコースの2種類があります。受講期間中であれば何回でも授業を受けることが可能です。また、わからないことが出てきたら、回数制限なく講師に質問することができます。さらに、BIMのスキルを求める企業からスカウトされたり、キャリアカウンセラーに就・転職の相談をしたりすることが可能です。「ReCADemy」から就職が決まれば、お祝い金1万円がもらえます。入学しようかどうか迷っている人はサイトから無料登録すれば、講座の一部が受講できたり、カウンセリングを受けたりすることができます。大学・専門学校でBIMのスキルを身につけようBIMを学べる大学や専門学校、スクールを紹介しました。記事を参考に学校選びをしてみてはいかがでしょうか。

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清水建設が現場にRevitを導入!事例から分析するBIMの魅力を解説

なぜBIMが必要?清水建設がRevitを導入する目的とはBIMの需要が高まっているのは、建設業界において従来の製図方法では克服できない課題が生まれてきているからです。この段落では、清水建設がRevitを導入する目的について説明します。工事の大規模化と複雑化そもそも清水建設は建築・土木等建設工事の請負で利益を得てきた企業です。19世紀に初代清水喜助が開業して以来、豊富な実績を重ねてきました。建設業許可や国土交通大臣許可も取得しています。それほど経験豊富な清水建設であっても、21世紀に入ってからは建築工事の大規模化に悩んできました。建造物のデザインが多様化した時代では、どうしても工事の規模は大きくなっていきます。それにともない、必要な人材や技術も増えてきます。工事は複雑化し、プロジェクトの進行はどうしても遅くなりがちでした。また、鉄骨造建築物に関する積算業務も難しくなってきていて、工事にかかるコストも膨らむ傾向にあったのです。精度向上が課題に規模の大きい工事では、精度の不安もたくさん出てきます。単純な技術力の確保が難しくなっただけでなく、プロジェクトメンバー同士の情報共有が困難でることも理由に挙げられるでしょう。複雑な工事を安全に進めるには、設計段階からプロジェクトメンバーが完璧に情報共有しなければなりません。しかし、人数が多くなればなるほど、全員がリアルタイムで進捗をしっかり把握することが困難になります。また、工事が複雑化すれば計画にも細かく修正が入るようになるでしょう。そのたびシミュレーションをやり直し、図面を作り変えているとどうしてもミスが起きてしまいます。こうした課題を解決するために、清水建設はBIM導入に着手し始めたのでした。(image)  (出典 清水建設 https://www.shimz.co.jp/company/about/strategy/pdf/policy2019.pdf)清水建設がRevitに求めたポイントは?Shimz One BIMの概要「Shimz One BIM」とは、清水建設がRevitをベースに作り上げているBIMシステムです。「設計施工連携BIM」とも呼ばれており、2019~2023年の間での実用化を目指してきました。ここからは、BIMの事例として清水建設のShimz One BIMを紹介していきます。Shimz One BIMでできること設計図をBIMによって作成し、案件の受発注から運用までを一つの流れとして進められる仕組みがShimz One BIMです。このシステムではまず、設計BIMがプロジェクトメンバー間で共有されます。クライアントが完成イメージを理解したら発注がかかり、施工段階へと進んでいきます。そして、施工でもBIMが利用され、協力会社が各工程を考えていくのです。BIMでは資材や機材などのデータベースから、精密な工事計画を作成できることがメリットです。誰かが数字を入力し直したとしても、システムがその都度計算を行って、図面全体を書き換えていきます。そのため、プロジェクトメンバーでリアルタイムの情報を常に把握できます。そのうえ、Shimz One BIMではBMやFMといったマネジメント業とも連携しており、建築プロジェクト全体の中心になりえるシステムだといえるでしょう。(image)  (出典 清水建設 https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2019/2019036.html)KAP for Revit(K4R)とは何かShimz One BIMのRevit用アドオンとして開発されたのが「KAP for Revit(K4R)」です。K4Rは、Revitで作った構造データを清水建設が開発した鉄骨専用CADソフト向けに変換するため使用されています。清水建設では独自のシステム「KAPシステム」を採用しており、鉄骨の積算や製作に利用してきました。ただし、システムが独立していてデータの転用に大きな課題を残していたのです。K4R開発で、清水建設ではデータ入力の手間が省けて、業務効率化が実現すると考えられています。これまで数日かかることさえあった入力作業が短時間で完了することも可能です。清水建設の現場はBIMシステム導入でどう変わるのか?かなり大がかりな方法で、清水建設はBIM導入に踏み切ったといえます。すでに5億円を投じたBIMシステムは2021年中に完成する見込みです。ここからは、BIMシステムが清水建設にもたらすであろうポイントを解説します。経済的にプロジェクトを進められるBIMシステムはプロジェクトの初期から、予算を正確に算出可能です。すなわち、プロジェクトのゴーサインが出てから、予想外の費用に悩まされることが少なくなるでしょう。清水建設の場合は特に、K4Rに大きな期待が寄せられています。K4Rを利用すれば、設計者は鉄骨数量を正しく踏まえながら作業できます。その結果、競合他社よりも安価な施工計画を提案しやすくなり、競争力の強化につながっていくでしょう。積算や発注の段階に移行しても、鉄骨の仕様や数を正しく見極められるのは大きなメリットです。鉄骨の調達情報を一元管理設計だけでなく、データを管理しやすくなるのもBIMシステムの魅力です。清水建設はShimz One BIMの最終的な目標として、鉄骨の調達情報を本社で一元管理できるよう調整しています。清水建設のように拠点が多いと、それぞれで受発注業務を行うようになる傾向が顕著でした。ただし、こうした状態が続いてデータベースが一元管理されなければ、全社向けに共通の戦略プランを通達することが難しくなっていきます。全社でかかっているコストを計算するだけでも、かなり骨の折れる作業となるでしょう。Shimz One BIMによる情報の共有化は、清水建設が全社で連携をとっていくための重要なきっかけとなる予定です。清水建設のようにBIMシステムを導入する企業は増えていくBIMシステムは建築業界で不可欠なシステムになりつつあります。清水建設のように、BIMシステムに巨額投資をする企業も増えていくでしょう。これから業界を目指すのであれば、BIMについての知識は必須だといえます。

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3Dモデリングの技術はどう生かされている?BIMの活用事例3つ

情報共有に役立てる!株式会社丹青社の事例BIMが活躍するのは、関係者の間でイメージを共有したいケースです。ここからは、株式会社丹青社の事例を基にBIMの便利さを紹介します。デザインが個性的であるがゆえの悩み株式会社丹青社は商業施設や展示施設の製作を行う会社です。美術館や見本市、百貨店などさまざまな建造物のデザインを手がけてきました。その大胆でユニークなデザインは消費者に大きなインパクトを残してきたといえます。その一方で、デザインが個性的であるがゆえに設計段階ではイメージの共有をしにくいという問題も起こっていました。特に、建築についての専門的知識を持たないクライアントは、2Dの設計図を見ても、概要を理解しづらかったのです。そこで、株式会社丹青社は従来の2D設計からBIMへの移行を図りました。 (image) (出典 ITmedia https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2001/27/news024.html)クライアントや協力会社との連携がスムーズにBIMに切り替えたことで、クライアントは3Dモデルで完成イメージを確認できるようになりました。2Dでは分からなかった細部のこだわり、設備も具体的に把握可能です。また、デザイナーと協力会社の打ち合わせでもBIMは活躍しました。これまで、株式会社丹青社が提案する個性的なデザインは、協力会社に説明するとき苦労する傾向にありました。「本当に工事ができるのか」「実用性はあるのか」という部分を、なかなか理解してもらえなかったからです。しかし、BIMではデータを根拠としてデザインの実現性をしっかりプレゼンテーションできます。来場者の動きすら、BIMの画面で計算を行えるのです。デザイナーと協力会社が連携してプロジェクトを進めていくために、BIMは非常に大きな役割を果たしたといえるでしょう。従業員への講習に力を注いできた河本工業株式会社の事例BIMの導入で問題にされるのは、「従業員への教育」でしょう。多くの建築会社、設計事務所では2D図面が浸透しています。そこからBIMに切り替えるのは現場の抵抗感を招きかねません。BIMを利用する本人たちの目線に立った研修が必須だといえます。ここからは、河本工業株式会社の事例を通してBIMの研修について解説します。総合的な業務サポートとしてBIMを推進河本工業株式会社は建築や土木作業、鉄道工事などを幅広く請け負ってきた会社です。同社は2010年代から3Dツールの可能性に目を向けてきました。BIMの導入も早く、2010年代の初頭には簡単な3Dツールを使って作業し始めています。こうした同社の動きは、「将来的に建築業界は3D技術に切り替わっていく」という予測に基づいてのことでした。そして、国土交通省によるBIM導入のガイドラインが公表された後も、同社は積極的にBIMを推進しています。同社ではBIMを単なる設計技術と捉えておらず、予算見積や保守にも利用できる総合的な業務サポートとして重要視してきました。オンライン講習で実践的な技術を学ぶ代表的なBIMソフトウェアである「Revit」導入後、同社は従業員向けに講習会を開催しています。これは、ベンダーの支援サービスの中に含まれているプログラムです。講習はエキスパートの主導でオンラインにて全5回が行われました。マンツーマンによって従業員と講師がコミュニケーションを取れたため、「効率が良かった」との感想もありました。講習中には複数のパイロットプロジェクトが用意されており、実践的な技術を学べたのもメリットだったといえるでしょう。これ以降、河本工業株式会社ではクライアントとの打ち合わせでもBIMを活用する機会が増えています。(image)  (出典 大塚商会 https://www.cadjapan.com/special/bim-navi/case/pdf/komoto-01.pdf)意思決定をスピードアップ!株式会社ベクトル・ジャパンの事例BIMを導入すれば、設計段階から詳細なイメージを関係者に伝えられます。その結果として、クライアントの意思決定をスピードアップできるのはメリットのひとつです。ここからは、株式会社ベクトル・ジャパンの事例を挙げて、意思決定にどのように役立ったかを解説していきます。問題点が関係者にうまく伝わらなかった株式会社ベクトル・ジャパンは水道やビル、マンションなどの建築工事を担ってきた会社です。同社では、クライアントや協力会社との打ち合わせで問題点を共有できないことに歯がゆさを覚えていました。プロジェクトに不安要素があったとしても聞き入れてくれず、後になってから計画を修正するケースが多かったのです。また、設計の概要が2Dでは十分に伝わらず、関係者の意思決定も遅れてしまっていたといえます。これらの課題を解決する手段として、同社ではBIMソフトウェア「Revit」を導入しました。そして、打ち合わせ段階から3Dモデルを見せ、関係者と話し合うように切り替えていったのです。協力会社と対等に話せるBIMによって作られた3Dモデルを見せれば、関係者に問題点を細かく指摘できます。根拠を持って「ここの計画が不十分ではないか」といった問題提起をできるため、迅速に修正してもらえます。BIMは、あえて情報共有せずに優位性を保とうとする協力会社に対し、対等に交渉できる材料となったのです。さらに、クライアントにもプロジェクトの全貌を理解してもらえるので意思決定までの時間を縮められました。納期が迫ってから計画を変更することも少なくなり、工事の安全性確保につながっています。(image)  (出典 株式会社ベクトル・ジャパン http://www.vector-japan.com/)活用事例を参考にして自社に合うやり方でBIM導入を企業によってBIMを導入する目的はさまざまです。多くの活用事例を見れば、自社に近いケースも見つかるでしょう。過去の成功パターンを参考にしながら、自社に合う方法でBIMを取り入れていくことが大事です。

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BIMの技術も活用!新国立競技場を作った梓設計とは?

戦後の日本とともに成長してきた梓設計はじめに、梓設計の歴史と会社概要について紹介していきます。終戦間もない1946年に開設梓設計は、創業者の清田文永氏によって1946年に開設された設計事務所です。清田文永氏が大日本航空の勤務を経て開設した当初の梓設計は、清田氏の自宅を事務所に使用するという規模のものでした。そこに清田氏も含めた7名が集まり、合資会社「梓建築事務所」としたのが始まりです。創業時から使われている「梓」の名は凛と立つ梓の木からとられたもので、大らかで雅であり、かつ力がある建築をという清田氏の思いが込められています。梓設計が現在の社名に改称したのは、1973年に入ってからです。日本は、東京オリンピックが開催された1964年以降は一気に高度経済成長へと変わりました。公共施設を中心に大規模な建築物に携わることが多くなり、梓設計の社員数も300人以上と増えていきました。また、この頃に海外事業部が設置されるなど、少しずつ領域が拡大されて今日に至っています。梓設計の基本情報2021年現在の梓設計の本社は、東京都大田区羽田旭町10-11MFIP羽田3階です。資本金は9000万円で杉谷文彦氏を代表者におき、社員数は625人にのぼります。資格者数は、2019年7月18日時点で一級建築士が320名、構造設計一級建築士が17名、設備設計一級建築士が15名、技術士が7名、再開発プランナーが10名、そして建築設備士61名とインテリアプランナーが16名です。また、日本経済団体連合会や劇場演出空間技術協会、鉄道建築協会など35の団体に加入しています(2021年現在)。経営理念と健康経営への取組梓設計の経営理念は「質実優美」です。「梓の木のごとく強靭かつ良質で堅実に社会を支え他への優しさを持ち美しい由来を感じる建築(梓設計公式サイトから引用)」というもので、創業者である清田文永氏が梓の木に合わせ見た建築への熱い思い、そして設計者が持つべき作法として大切に受け継がれています。また、梓設計は、経営理念を実現するために社員一人ひとりが心身ともに健康であることを何よりも大切にしています。「質実優美」な建築物を世に送り出していくには、心も体も健康であることは欠かすことができません。心身が健康であることは社会への貢献になるともに、社員一人ひとりの豊かな人生につながるというのが梓設計の考えです。代表自らが責任者として立ち、会社が一丸となって健康経営に取り組んでいます。梓設計の主な実績では、梓設計の主な実績について紹介していきます。空港設計の草分け的存在1964年の創業以来、梓設計が大きく関わってきたのは空港の設計です。そのきっかけとなったのは1952年(昭和27年)に進駐軍から一部返還された東京飛行場(後の東京国際空港)で、創業者である清田文永氏が設計に関わり、大きな功績を残しています。東京国際空港に携わって以来、梓設計は空港設計の草分け的な存在として現在にも受け継がれているのです。昭和37年には梓設計初の設計となる小倉空港ターミナルビルが竣工し、さらに昭和44年には福岡第1ターミナルビルが竣工しました。福岡第1ターミナルビルには、日本初となるボーディングブリッジが導入されています。こうした数々の実績から、梓設計は空港設計としてその名を知られています。(image)  (出典 梓設計 https://www.azusasekkei.co.jp/work/view/473)庁舎など実績は多数梓設計といえば、NHK放送センターの設計も有名です。竣工は1973年で、翌年の1974年に日本建築学会賞、さらに2004年にはJIA25年賞を受賞しています。他にも、これに関連した実績としてはテレビ東京天王洲スタジオがあります。スタジオの他に大道具用の倉庫やリハーサル室、駐車場やオフィスなどで構成されており、レンタルが可能であるという点も配慮された施設です。テレビ東京天王洲スタジオの竣工は1999年で、2000年に照明普及省、さらに2001年にはBCS賞を受賞しています。他にも、スポーツ施設や商業施設、医療施設、文化施設や宿泊施設など、梓設計の実績はさまざまな分野に見られます。国内の主要な建造物の多くに梓設計が関わっているといっても過言ではないでしょうね。そして、機能的であり優美な設計は人々の暮らしに溶け込み、大きく貢献しています。新国立競技場の建設ではBIMの技術も活用説明したように、「2020年東京オリンピック競技大会」に向けて建設された新国立競技場にも梓設計が参加しています。そして、新国立競技場整備事業プロジェクトチームの設計・意図伝達者の中にはBIM担当者も2名起用されています。新国立競技場の建設にあたっては、当初予定されていたザハ・ハディド氏のデザインが白紙に戻ったことを記憶している人も多いでしょう。実は、梓設計はザハ・ハディド氏によるデザインの頃から設計に参加し、すでに膨大な量の図面を書き上げていました。しかし、2015年に一旦白紙になったことで、気持ちを一新する必要に迫られてしまいます。そのとき、プロジェクトチームのリーダーがふとしたきっかけで訪れた明治神宮が、新国立競技場の基本コンセプトへのヒントにつながっています。それは2本の御神木だったそうです。御神木のようにしっかりと大地に根ざし、生命感にあふれたスタジアムというアイデアが、新国立競技場のイメージの根本になっています。実際に完成した新国立競技場は、緑と融合した杜のスタジアムとして生き生きとした存在感を放っています。(image)  (出典 梓設計 https://www.azusasekkei.co.jp/team/6/)戦後の日本を作ってきた重要な企業新国立競技場の建設に参加した梓設計は、戦後の高度経済成長とともに成長を遂げています。空港をはじめ、国内の大規模な建設に携わってきた梓設計は、戦後の日本を作ってきた重要な企業の一つです。

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新国立競技場の建設を請け負った大成建設ってどんな会社!?

大成建設はこんな会社!歴史や理念、将来に向けた目標などを紹介大成建設は1873年、「大倉組商会」として大倉喜八郎によって創立されました。その後、1887年に日本資本主義の父と称される渋沢栄一、藤田伝三郎とともに「有限責任日本土木会社」を創立し、日本における会社組織での土木建設業をスタートさせています。1892年にこの有限責任日本土木会社が解散した折、大倉土木組として大倉喜八郎が事業継承し、1911年には株式会社大倉組に合併されました。大正時代に入り、1917年には株式会社大倉組より株式会社大倉土木組として再び独立し、何度かの社名変更を経て、戦後の1946に現在の大成建設株式会社となっています。2021年時点では国内の支店が15箇所、営業所等が45箇所あるほか、海外にも拠点を展開しています。多くのグループ会社を持つ大成建設では、グループ共通のスローガンとして「For a Lively World」、グループ理念として「人がいきいきとする環境を創造する」を掲げています。「自然との調和の中で、安全・安心で魅力ある空間と豊かな価値を生み出す」という取り組みは、まさに周囲の自然と調和する「杜のスタジアム」というコンセプトを持つ新国立競技場の建設ともマッチしていました。グループの理念を追求するためとして、さらに「自由闊達」と「価値創造」、「伝統進化」という3つの大成スピリットも掲げています。自由闊達というスピリットのもと、刺激を与え合う活発な自己主張ができる環境が保たれ、結果的に企業の成長にもつながってきました。社員が働きやすい環境づくりのサポート体制を実現するため、ワークライフバランスの実現や女性社員、外国籍社員の育成支援等への取り組みに力を入れている点も特徴的です。その結果、2014年には経済産業省主宰の「ダイバーシティ経営企業100選」や厚生労働省主宰の「イクメン企業アワード2016」に選ばれています。大成建設では中長期的に目指す姿として、「進化し続けるThe CDE3(キューブ)カンパニー」という計画を発表しました。この計画では新型コロナウイルスの感染拡大によって浮き彫りになった外部環境や構造変化への対応などの課題に対し、先駆的に取り組んでいくことが盛り込まれています。(image)  (出典 大成建設 https://www.taisei.co.jp/assets/about_us/ir/data/pdf/2021050601.pdf)建築業界におけるデジタル技術とデータ活用に取り組んでいる大成建設さまざまな分野で技術革新が進んでいるなか、建築業界においても二次元CADや三次元CADに加え、BIM(Building Information Modeling)が登場しています。BIMは設計だけではなく、施工から完成後の維持管理に至るまで、建築のライフサイクルすべての段階で蓄積された情報を活用できるモデルです。情報が連動しているため、どこかに修正を加えればリアルタイムですべてが修正され、業務の効率化が可能になるとともに、情報の不整合が起きません。大成建設でもすでに導入され、建築業界での情報のあり方に変革が進んでいます。大成建設が掲げる中長期計画の外部環境・構造変化では、大きく「業界再編圧力」と「環境・社会課題を事業を通じて解決する方向へ」、「DXが競争力を左右する時代へ」という3つの目標が掲げられています。そのうちの「DXが競争力を左右する時代へ」は、まさに発展途上にあるデジタル技術とデータ活用を建築業界に適用していくことです。実際に大成建設ではすでにBIMに取り組み、建物の運用管理データを統合管理する「LifeCycleOS」を業界で初めて開発しました。LifeCycleOSを活用することで、施設運営の最適化が可能です。たとえば、商業施設の運用状況をリアルタイムで見える化できるほか、物流施設で稼働している機械の状況も統合管理できます。また、エネルギーを見える化することで、状況に合わせてリアルタイムに空調制御することも可能です。さらに、大成建設の社内で蓄積してきたBIM規格のノウハウは、応用技術株式会社の協力のもと「BooT.one」として広く提供もされるようになりました。(image)  (出典 大成建設 https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/210201_5074.html)さまざまな社会貢献活動にも取り組んでいる大成建設大成建設の理念体系では、グループ全体の理念の下に自由闊達、価値創造、伝統進化の大成スピリットがあり、さらに下部を支える行動指針も設けています。そのなかには「環境の保全と創造への取り組み」や「グローバルな事業活動の取り組み」、「地域社会とのコミュニケーション」などが含まれています。世界規模で対応が迫られている環境問題やエネルギー問題について、大成建設でも中期経営計画の課題として取り上げられました。実際に二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標やカーボンニュートラルなど、環境分野のフロントライナーを目指した取り組みが進んでいます。地域社会とのコミュニケーションに関しても、事業を通じて社会貢献するための社会貢献方針が2018年に定められました。環境保全に対して継続的な助成を行っているほか、学術・文化の分野では外国人留学生に体する奨学金制度を整えたり、研究者を支援するための財団を設立したりしています。他の企業や大学、地域のコミュニティとも連携しながら、地域イベントへの参加や里山保全活動、清掃活動ボランティアなどを含めて多彩な活動を行っており、2019年度の社会貢献支出額は8億円を超える規模です。企業規模の活動だけではなく、社員が個人でボランティア活動に取り組めるように、ボランティア休暇制度も取り入れています。歴史があるのはもちろん、最先端の取り組みを行う大成建設大成建設は明治時代に創業した歴史のある会社であるとともに、現在でも最先端の取り組みで業界を引っ張っていく存在です。BIMに関しても、蓄積したノウハウをもとにしたシステムの開発も実現しました。それだけではなく、社員もいきいき働ける職場環境を整え、社会貢献活動にも力を入れています。若手社員でも自由に意見を出しながら挑戦し、成長を促しつつ、企業としての実績も積み上げている会社です。

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押さえておきたい!国土交通省が推進するi-Constructionとは

建設業界でICTを推進する理由とは国土交通省では国家プロジェクトとして「i-Construction」を掲げています。これは建設業界にICTを導入・活用しようというものです。ICTとは「Information and Communication Technology」(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、意味は「情報通信技術」です。これを建設業界に導入することで、測量から施工、検査までをデジタル技術で効率化しようというものです。では、どうして建設業界にICTを導入・活用しようとしているのでしょうか。その理由の1つ目は、労働人口が少なくなっているからです。少子高齢化によって、建設業界に限らずどの業界でも労働人口が減っています。さらに、建設業界は重労働であるため、働きたいと希望する若手が減っているのです。このままでは建設業界の生産性が落ちてしまいます。そこで、必要とされるのが業務のハイテク化です。ハイテク化することによって、熟練の技術者が行う仕事を機械が代替で行ってくれます。また、重労働もハイテク化することで働き手の負担が減ります。このように若手が働きやすい環境にすることで、建設業界に優秀な人材が入ってくるようになるのです。ICTを推進する2つ目の理由が生産性の向上です。建設業界は長い間、生産力が伸び悩んでいました。というのも、建設業界の大半を占める中小企業が足並みをそろえることが難しかったからです。そのため、ICTを導入・活用し、生産性を高めることが求められています。国土交通省がi-Constructionを提唱してから、建設業界ではICTの導入・活用が増加しています。今後もその勢いは加速するでしょう。しかし、ICTの導入・活用を推進するために課題もあります。1つ目の課題がICT人材の確保です。そもそもデジタル化が遅れていた業界であるため、ICTを活用できる人材が少ないのです。いかに人材を確保していくか、そして、今後のために育成していくかが重要になっています。2つ目の課題がICTへの反発が強いことです。そもそもICTとは何なのか、業界全体に浸透していません。そのため、ICTを活用すると、どうして仕事が効率化するのかがわからず、社内で拒否反応を示してしまう人が多いのです。ICTを導入するためには一般社員にもICTのメリットを理解してもらうことが重要になります。3つ目の課題が、ネットワーク環境が整備されていないことです。前述の通り、建設業界はデジタル化が遅れていたため、ICTを推し進める上で必要なパソコンのスペックや回線が整っていません。(image)  (出典 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001149595.pdf)i-Constructionに大きく関与するBIMとはICTの導入と活用を促進しているi-Constructionに大きく関与しているのが「BIM」です。BIMとは「Building Information Modeling」(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略です。BIMを活用すれば、設計図からコンピーター上に3Dのモデルを構築することができます。BIMを導入することによって得られるメリットは主に2つあります。1つ目は、意思決定の迅速化です。BIMによって、2次元の設計図が正確に3D化されます。しかも、建物のディテールまで正確に再現することができるのです。線だけで描かれた設計図では、どのような建築物が完成するのか、熟練の技術者でないと正確に把握することはできませんでした。多くの関係者に正確に建築物の概要を伝えるには多くの説明や時間を費やしたのです。しかし、3Dであれば、見ただけですぐにどのような建築物なのかがわかります。そのため、関係者もすばやく判断を下すことができるのです。建設関係者だけではありません。新たに建物を建てようとする場合、その周辺に住む人たちに理解を求めることも少なくありません。その際、建築物の設計図を見せても、どのようなものなのか、よく理解してもらえませんでした。しかし、3Dであれば、いったいどういうものなのか、一目でわかります。そのため、地域住民の理解も得やすくなったのです。2つ目は業務の効率化です。BIMは全てのデータが連携しています。通常は平面図、立体図、断面図、パース、面積表など、どこか1カ所を修正すると、関連する箇所を一つひとつ修正していかなくてはなりませんでした。ところが、BIMは全てのデータが連動しているため、1カ所修正したら、関連する箇所も自動的に修正されてしまうのです。そのため、修正する時間や手間を大幅に減らすことができるようになりました。また、関連箇所を修正したつもりが修正されておらず、いざ建設の段階になって、トラブルが生じてしまったなどというリスクも軽減することができます。このようにメリットの多いBIMですが、導入のための初期費用がかかることが課題です。建設業界を支えているのは中小企業になります。しかし、資本力のない中小企業ではBIM導入したくても厳しいものがあります。国土交通省が中小企業に対してどのように支援するかが、BIM導入推進のポイントになるでしょう。また、BIMは新しい技術のため、活用できる人材が少ないという問題もあるのです。とはいえ、BIMはi-Constructionを推進する上で欠かせません。今後の国土交通省の取り組みが期待されます。(image)  (出典 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001149595.pdf)建設業界にとって重要な鍵となるi-Constructionに注目しよう国土交通省が推進する「i-Construction」は、今後の建設業界の行方を左右する重要な鍵となるでしょう。ますます注目が集まります。

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1級から基礎まで!CAD利用技術者の合格率や勉強方法を徹底解説

CAD利用技術者試験の種類と合格率についてCAD利用技術者試験は「3次元CAD」と「2次元CAD」の2部門に分かれます。さらに、この2部門のなかで、それぞれレベルが用意されています。まずは3次元CADの種類と合格率について説明していきましょう。3次元CADは1級、準1級、2級の3種類です。3次元CADの1級は3Dパーツのモデリングやアセンブリ作成などの試験があり、難易度は高いといえます。合格率は年度によって異なり、50%ぐらいのときもあれば20%以下のときもあります。3次元CADの1級を受験するためには、準1級と2級に合格しているのが条件であることも覚えておきましょう。3次元CADの準1級も1級と同じく、3DCADを用いた3Dモデリングを行いますが、アセンブリの作成は行いません。パーツの作成までが試験範囲のため1級と比較すると難易度は少し低くなり、毎年平均50%程度の合格率になっています。3次元CADの2級は筆記試験です。マークシートによる選択や真偽方式で答える内容で、CADやパソコンに関する知識が全体的に求められます。2級は3次元CADで一番下の試験ですが、合格率が30%程度の年もありましたので、油断はできません。2次元CADの種類と合格率について次に、2次元CADの種類と合格率について説明を行います。2次元CADは1級、2級、基礎の3種類です。2次元CADの1級は機械、建築、トレースの3種類に分かれています。自分が就きたい業務に合わせて種類を選択するようにしましょう。例えば、トレースはコマンド機能やレイヤ機能などに関する能力が求められますので、CADオペレーターを目指す人にぴったりです。試験は実技と筆記の両方があります。2次元CAD1級の合格率はトレースだけをみるとだいたい60%以上で高めですが、建築や機械は年によってバラバラです。20%以下のときもあれば70%以上のときもあります。また、2次元CADの1級を受験するためには過去に1級を取ったことがあるか、もしくは2級の資格を持っていなくてはなりません。2次元CADの2級はCADシステムを半年以上勉強している人やCADオペレーターの新人に向けた試験です。実技はなく筆記試験のみとなっており、CADの機能や運営などに関する出題がされます。2次元CAD2級の合格率はだいたい50%ぐらいと考えればいいですが、年によってはそれ以下になるので、しっかりと勉強して臨むようにしましょう。2次元CADの基礎はCADシステムの基礎知識に関する試験です。CADシステムをこれから学んでいく専門学生など、初心者に向いています。合格率は50~80%となっていますので、合格率はかなり高いといえるでしょう。(image)  (出典 一般社団法人コンピュータ教育振興協会 https://www.acsp.jp/cad/)独学もOK!CAD利用技術者試験の勉強方法CAD利用技術者は決して簡単な試験ではありませんが、独学で合格するのも不可能ではありません。CADを独学する際に最初に準備するのはパソコンとCADのソフトです。パソコンの種類はデスクトップでもノートでもかまいませんので、自分が使いやすい方を用意しましょう。CADの操作は基本的にマウスで操作しますので、マウスは必須になります。CADソフトは色々な種類がリリースされています。2次元CADではAutoCAD、AutoCAD、JW_cadなどが試験で使えるソフトです。CADソフトを選ぶ際にはACSPの公式サイトで使用可能かどうかを確認しておくようようにしましょう。3次元CADの場合はSOLIDWORKS、Vectorworksシリーズ、CATIA V5などが推奨ソフトとなっています。3次元CADのソフトを選ぶ場合は体積、表面積、重心、2点間距離の測定ができるかどうかをチェックするようにしてください。CADソフトで有名どころのソフトといえばAutoCADがあげられますが、値段が7万円/年するので少しハードルが高いです。CADは無料ソフトもありますので、最初はそちらを使用するとよいでしょう。例えば、無償で使え、実務でもよく使われているJW_cadがおすすめです。本格的なソフトの購入は業務などで必要になったときに検討しても遅くはありません。CADを独学するにあたって、公式ガイドブックは必ず押さえておくべきです。自分が受験する試験の種類に合わせてガイドブックを購入するようにしましょう。CAD利用技術者の試験内容は公式ガイドブックに準拠しています。2次元CADの基礎や2級であれば、実技がありませんのでガイドブックの内容を確実に押さえれば合格は可能です。ただし、公式ガイドブックはCADについてある程度知識がある前提で解説がされているので、初心者には少し難しい面があるかもしれません。そういった場合はよりわかりやすく解説された参考書を購入するようにしましょう。(image)  (出典 Amazon  www.amazon.co.jp/dp/4296070061)CAD利用技術者の参考書はできるだけ有名で長く続いているシリーズを選ぶのがよいです。継続的に売れている参考書はそれだけ受験者から支持されているということですので、わかりやすいものが多い傾向にあります。もちろん、表紙だけで決めるのではなく、実際に中身を見て自分に合うかどうかの確認は必要です。参考書は色々出ているので、目移りしてしまうかもしれませんが、できれば1冊に絞るのが理想です。複数の参考書を使うと理解が中途半端になりやすいので注意しましょう。独学がどうしても向いていないと感じた場合はCAD利用技術者試験に特化したスクールに通うのも悪くはありません。スクールであればCADだけでなく、コース次第では最先端技術であるBIMに関しても学ぶことが可能です。また、就職してから学ぶという手段もあります。実際の業務の中でCADの操作を経験していれば、受験勉強するときの理解も早いです。未経験者歓迎を掲げている会社であれば初心者にも入社のチャンスがありますので、積極的に応募するとよいでしょう。スキルや知識をアピールできる!CAD利用技術者試験にチャレンジしようCADに関連する仕事は年々増えており需要があります。CAD利用技術者試験は有名な資格ですし、転職や就職で有利になることも期待できるでしょう。また、取得をすることで各分野で活躍できるチャンスが広がります。CAD利用技術者試験は難易度がやや高めの試験ではありますが、ソフトやガイドブックなど必要なものをしっかりと準備して勉強すれば独学での合格も不可能ではありません。CAD利用技術者試験を受験し、スキルアップを目指していきましょう。

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